2014年11月14日金曜日

☆11月14日のeCard「出現・emergence」

自分の内面から現れるもの、感情や考え、無意識的な行動、言葉、仕草などに対して客観的になり、それらに気づくように心がけましょう。

人間の心の中はパンドラの箱のようなもの。

頭で考えていることと、感じていること、口や行動で表現する内容が違うことが多々あるものですが、まずは自分の中の様々な食い違いに気づけるようになりましょう。

頭の中の理想と現実の状態が不釣り合いな場合、頭では素晴らしいことを考え、思い浮かんでも、それが言動になって現れ、そのように実行することを絶えず意識するように心がけましょう。

大人になると子供の時のように親が叱って躾けてくれるわけではありません。

自分の躾けは自分で行う必要があります。

自分の中から、ただ吐き出すように撒き散らすのではなく、ネガティブなものであれ、ポジティブなものであれ、丁寧に大切に扱うような習慣を育てて下さい。

特にネガティブ系の現れは、粗末に扱ったり、無視したり、盲目になったりするのではなく、それを自覚して、自分を正して、躾けを行い、軌道修正することが大切です。

自分の中から現れることの方向性がつかめたら、ポジティブな出現は伸ばして拡大していきましょう。

自分の中から一体どんなものが出現するのか?

素晴らしい感謝と慈愛が溢れ出るかもしれません。  
  


“目の前に現れる世界は意識の総体生が混沌から造り出し、色鮮やかな現実として出現した傑作芸術です。”


emergence
出現

多様性の中から出現する複雑な機構やパターン

出現する行為またはプロセス

出現 発生 発展の間の種、進化

新しい建物の外観

困難・逆境からの脱出 痛みとして

自然の成り行き 生物:昆虫の羽化

植物毛状体 植物の表面の上の

Synonyms:同義語
development:開発 appearance: 現れる、外観・装い emanation:出てくる、生じる、発散する evolution: 進化・発展 issue:発行、発布、公表、発表、交付

Related Words:関連語
growth:成長 outgrowth:自然の成り行き egress:出ること emersion:再現

何かが現実として目の前に出現することを目指す下準備が行われています。

今まで現実の中に出現していなかった何かが、眼に見える、感じられるように顕在意識の領域、現実の世界へと浮き上がろうとしているのです。

潜在下の領域では様々な行為が行われています。

顕在意識の下に潜んでいる潜在意識は混沌とした領域のもの。

人間の意識を含めた意識そのものの潜在的な世界観には良い悪いという分別はなく、自分と他人という区別もありません。

潜在意識の学び方には制限がなく、意識的にも無意識的にも学び続け吸収し続けます。

経験する出来事自体に善悪は無くニュートラルなものです。

その出来事に対して善悪の判断が持ち込まれ、観念をつけるのが人間の心理です。

意識の総体的な学びは考えだけではなく、感情、感覚、肉体、エネルギー体でも吸収され記憶されるものです。

全感覚を通じて多角的に吸収された経験そのものの記録の内容は多岐に渡ります。

潜在意識の領域では意識的であれ無意識的であれ過去の学びを通じて吸収された全てが一緒くたに抱合され、全ての事柄を一つと見なします。

そのカオスの状態から現実は創造されるのです。

混沌の世界から上昇して現実として現れるためには、そこで混乱した状態で混合されている様々なものが整理整頓を繰り返しながらまとまり始める必要があります。

その方向性を位置づける役割をするのが顕在意識が学んだ善悪またはポジティブ/ネガティブに関する観念です。

何をプラスと捉え、何をマイナスと定義するかによって方向性が定まってゆくということです。

ネガティブ思考や乱れて荒廃した感情は、それと同じ領域の現実を造り出して経験へと導きます。

ポジティブ思考や肯定的な考え、明るいヴィジョンや希望も同じです。

全体的な意識が方向性をどのように捉えるかによって、次第に潜在下の領域がプラスにもマイナスにも統合され、明確な方向性を持ち始めます。

元々どちらでもないというグレーな領域から、白か黒のような明確な領域へ向かってまとまりを持ち始めるのです。

過去に自分がどのように世界を捉えていたのかを可能な限り振り返ってみましょう。

自分が考えていたこと、感じていたことを正直に思い出してみましょう。

自分が世界に向けて放っていた思考や感情、そして行動が一体どのような観念から生まれてたのかに気づくことが出来れば、そこから意図を通じて別のベクトルへと変化させることが可能になります。

現象の現れは自らの潜在的な観念の状態によって造り出したものです。


★2014年6月2日・5月15日・1月23日 ☆2013年12月18日・12月5日・10月27日・9月22日・9月3日・5月24日・4月24日 ☆2012年12月23日・11月06日

★以下は10月30日の記事


目の前に現れている現実が何を表現しているのかを深く考えてみましょう。


そこで何に気づくか、どんなことを学ぶかによって未来の現実の創造プロセスが左右されます。

 
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